「己を知る」
「勝負強いのはどんな人なんですか?」
とよく選手から質問を受けます。逆に選手に問いかけてみると、「気が強い人!」「身体の大きな人!」
「いい筋肉をしている人!」「素質がある人!」等々、学生ながら思うことはたくさんあるようです。
そこで、「気」について考えてみたいと思います。
気が強いと言われる選手は
「大きなレース程燃え上がる。プレッシャーのかかるレースへっちゃら!」というような性格をしている人。
気が弱いと言われる選手は
「初めから、ダメかもしれないとネガティブに考えてしまう。プレッシャーがかかると結果が出せない」という
ような性格をしている人。
0.1秒・1cmを争うような陸上競技においては、大方「気の強い選手」が勝利し、「気が強い性格」が有利と
考えてしまうでしょう!でも違うんですね・・・
なぜ???と思うでしょう。
高いレベルまで自分を磨き続けてきた選手(良い結果を残す選手)は「自分のことをよく知っている」
そう「己を知っている」のです。
どちらかというと「生まれつきの素質」というよりも「生まれた後に磨いてきた素質」がすぐれ
ているのが昨今の競技者です。
孫子の兵法書にも
『敵を知り、己を知れば、百戦危うからず』
と書かれています。
『力の強い人が勝つ』とか、『強い武器を持っているほうが勝つ』とか、『気合の入っている方が勝つ』ではありません。
もちろん、力や気合といった強さも勝敗に影響はしてきます。でも、それらは二次的な要因であって、勝敗の
一次的な要因ではありません。
己を良く知らずに戦えば、弱いはずの敵にガツンとやられるのは、どの世界にもよくある話・・・。
皆も油断をしてそんなレースに遭遇した選手もいるはず・・。
力というものが二次的な要因であるから、力では劣っている『(表面的)弱者』に、力の強い人が負ける事があ
るのです。
一次的な要因が互角の時に初めて、結果が二次的な要因に左右されてきます。
勝敗の結果を決める一次的な要因とは、『己を知る』事だと言っても過言ではありません。
『敵を知ろう』とする事は、どんなレベルでも必要な事ですが、『己を知る』事は、競技レベルが上がっ
てきて必然的に必要となって、身に付くものです。
『自分を知る』事は、勝負の世界の根底にある絶対条件になってきます。
ただ、難しい事に、一次的な要因(己を知る)から先に鍛える事はまず無理で・・・
二次的な要因を鍛え上げた後にしか、『一次的な要因を鍛える事が出来るレベル』に到達できません。
表面的な二次的な要因を高めていかなければ、根底にある一次的な要因が見えないという現実がそこにはあるからです。
皆も富士山の麓に住む人として感じ取れること・・・
富士山頂からの風景は、下から登ってきて9合目までを制覇した後にしか見れないですよね???
仮に、途中を省略して頂上の風景を見たとしても、苦労して登ってきた人間の目に見える風景と、おいしい所だけを
かい摘もうとした人間の目に見える風景では、同じ風景でもまったく違って見えてきてしまいます。
競技者自身が上りつめていく道も同じことです!
競技者として強くなるためには、「決して近道はありません!」
地道な努力、謙虚な姿勢、競技への熱い気持ち。まずはそれから始めてみませんか?
2月になり、種目別練習も多くなってきました。
己をしっかりと見つめて、練習に取り組んでいきましょう!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
特定非営利活動法人(NPO法人)
スポウエルアスリートクラブ
電話・FAX 055ー939ー1700
Mail info@spowell-ac.com
・・・ 問い合わせはお気軽に! お待ちしています♪・・・
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とよく選手から質問を受けます。逆に選手に問いかけてみると、「気が強い人!」「身体の大きな人!」
「いい筋肉をしている人!」「素質がある人!」等々、学生ながら思うことはたくさんあるようです。
そこで、「気」について考えてみたいと思います。
気が強いと言われる選手は
「大きなレース程燃え上がる。プレッシャーのかかるレースへっちゃら!」というような性格をしている人。

気が弱いと言われる選手は
「初めから、ダメかもしれないとネガティブに考えてしまう。プレッシャーがかかると結果が出せない」という
ような性格をしている人。

0.1秒・1cmを争うような陸上競技においては、大方「気の強い選手」が勝利し、「気が強い性格」が有利と
考えてしまうでしょう!でも違うんですね・・・
なぜ???と思うでしょう。
高いレベルまで自分を磨き続けてきた選手(良い結果を残す選手)は「自分のことをよく知っている」
そう「己を知っている」のです。
どちらかというと「生まれつきの素質」というよりも「生まれた後に磨いてきた素質」がすぐれ
ているのが昨今の競技者です。
孫子の兵法書にも
『敵を知り、己を知れば、百戦危うからず』
と書かれています。
『力の強い人が勝つ』とか、『強い武器を持っているほうが勝つ』とか、『気合の入っている方が勝つ』ではありません。
もちろん、力や気合といった強さも勝敗に影響はしてきます。でも、それらは二次的な要因であって、勝敗の
一次的な要因ではありません。
己を良く知らずに戦えば、弱いはずの敵にガツンとやられるのは、どの世界にもよくある話・・・。
皆も油断をしてそんなレースに遭遇した選手もいるはず・・。
力というものが二次的な要因であるから、力では劣っている『(表面的)弱者』に、力の強い人が負ける事があ
るのです。
一次的な要因が互角の時に初めて、結果が二次的な要因に左右されてきます。
勝敗の結果を決める一次的な要因とは、『己を知る』事だと言っても過言ではありません。
『敵を知ろう』とする事は、どんなレベルでも必要な事ですが、『己を知る』事は、競技レベルが上がっ
てきて必然的に必要となって、身に付くものです。
『自分を知る』事は、勝負の世界の根底にある絶対条件になってきます。
ただ、難しい事に、一次的な要因(己を知る)から先に鍛える事はまず無理で・・・
二次的な要因を鍛え上げた後にしか、『一次的な要因を鍛える事が出来るレベル』に到達できません。
表面的な二次的な要因を高めていかなければ、根底にある一次的な要因が見えないという現実がそこにはあるからです。
皆も富士山の麓に住む人として感じ取れること・・・
富士山頂からの風景は、下から登ってきて9合目までを制覇した後にしか見れないですよね???
仮に、途中を省略して頂上の風景を見たとしても、苦労して登ってきた人間の目に見える風景と、おいしい所だけを
かい摘もうとした人間の目に見える風景では、同じ風景でもまったく違って見えてきてしまいます。
競技者自身が上りつめていく道も同じことです!

競技者として強くなるためには、「決して近道はありません!」
地道な努力、謙虚な姿勢、競技への熱い気持ち。まずはそれから始めてみませんか?
2月になり、種目別練習も多くなってきました。

己をしっかりと見つめて、練習に取り組んでいきましょう!
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